日本医薬品添加剤協会
Safety Data
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和名 デヒドロ酢酸
英文名 Dehydroacetic Acid

CAS 520-45-6 (link to TOXNET DB)
別名 3-アセト-6-メチル-2-ピロノン、3-Acetyl-6-metyl-2H-pyran-2,4(3H)-dione、 2-Acetyl-5-hydroxy-3-oxo-4-hexanoic acid δ-lactone、Metthylacetopyronone
収載公定書  薬添規(2003) 外原規(2006)
用途 防腐剤


最大使用量
経口投与 1mg


下記内容については、デヒドロ酢酸及びそのナトリウム塩を含む。

単回投与毒性 (link to TOXNET DB)
動物種 投与経路 LD50(mg/kg体重) 文献
ラット 経口 1000mg/kg Merck Index. 1996 1)
ラット 経口 570mg/kg
ナトリウム塩として 
Merck Index. 1996 1)

イヌにデヒドロ酢酸400mg/kgに相当するナトリウム塩を経口投与したところ、数時間後に失調、嘔吐などの症状がみられ、72時間後には死亡した。2)(Seevers, et al. 1950)

イヌにデヒドロ酢酸をナトリウム塩で160mg/kg経静脈投与したところ無症状であった。240mg/kgでも死亡は認められなかった。300mg/kgで呼吸性アルカローシスを認める個体があったが、72時間後には回復した。400mg/kgで死亡する個体が出現した。2)(Seevers, et al. 1950)


反復投与毒性 (link to TOXLINE)
マウス
デヒドロ酢酸のナトリウム塩を、120-330mg/kg/day 、3または7日間経口投与されたマウスの肝臓において、肝細胞における脂肪滴の増加が小葉中心性ないしは中間帯にみられた。肝細胞における滑面小胞体の増加は殆ど認められなかった。酵素誘導はごくわずかに認められた。1) (Kanai et al 1981)

ラット
デヒドロ酢酸を0.3g/kg,、34日間混餌投与されたラットには体重減少が認められた。1)(Spencer, 1982)


遺伝毒性
試験 試験系 濃度 結果 文献
復帰試験 サルモネラ菌TA98
TA100,TA1573,TA1538
8mg/plate 陰性 Inveresk Research International, 1977 1)



がん原性
デヒドロ酢酸を0.1g/kg,、2年間間混餌投与されたラットに薬物による影響は認められなかった1) (Spencer, 1982)


生殖発生毒性 (link to DART)
妊娠マウスに50. 100, 200mg/kg/dayを妊娠6日〜15日の間経口投与した。高用量群に胎児の死亡率の増加と体重減少が認められた。全ての群で第14肋骨に異常が認められた個体があったが、対照と比較して有意な差は認められなかった。4) (Shinobara, 1980)


局所刺激性
酢酸ブチルカルビトールに10%のデヒドロ酢酸を溶解させ、耳介内側と毛刈りした腹部に、週5日1日1回で4週にわたり塗布した(腹部は塗布後綿布によって保護)ところ、刺激性は認められなかった。3) (Adams et al., 1941)


その他の毒性
該当文献なし


ヒトにおける知見 (link to HSDB)
ヒトで腎臓障害、高用量で嘔吐、 運動失調、痙攣を起こすことがある。1) (Merck Index  1976)

皮膚に対する刺激性はないとされる。デヒドロ酢酸を0.01g/kg/dayで 150日間経皮投与されたヒトにおいて肉眼的に悪化作用は認められなかった。1) (Merck Index 1976)


引用文献
1) Toxnet-- Hazardous Substances Data Bank (HSDB) ―Dehydroacetic acid (accessed; Dec. 2004, http//toxnet.nlm.nih.gov/cgi-bin/sis/download.txt)
2) Seevers MH, Shideman FE, Woods LA, Weeks JR, Kruse WT. Dehydroacetic acid (DHA). II General pharmacology and mechanism of action. J. Pharmacol Exp Ther. 1950; 99: 69-83
3) Adams EM, Irish DO, Spencer HC, Rowe VK. The response of rabbit skin to compounds reported to have caused acneiform dermatitis. Indust. Med. 1941: 10(2); 1-4
4) Shinobara S. Effect of sodium dehydroacetate (DHA-Na) orally administrated to pregnant mice on the pregnancy and their fetuses. Nippon Koshu Eisei Zasshi 1980; 27: 91-7


   

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