日本医薬品添加剤協会
Safety Data
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和名 ミリスチルアルコール
英文名 Myristyl Alcohol

CAS 112-72-1 (link to TOXNET DB)
別名 1-tetradecanol

収載公定書  薬添規(2003) 外原規(2006)  USP/NF(28/23) 
用途 基剤,コーティング剤,乳化剤


最大使用量
経口投与 2mg,一般外用剤 35mg/g


単回投与毒性 (link to TOXNET DB)
動物種 投与経路 LD50(mg/kg体重) 文献
ラット 経口(100%) >8.0g/kg Egan , 1974 1)
ラット 経口(0.8% in moisturizing lotion) >5.0g/kg CTFA, 1981 2)
ウサギ 皮膚(0.8% in moisturizing lotion) >2.0g/kg CTFA, 1981 2)


反復投与毒性 (link to TOXLINE)

以下については該当文献なし
遺伝毒性
がん原性
生殖発生毒性


局所刺激性
皮膚一次刺激性
ウサギを用いてDraize法により評価した。刈毛した健常皮膚及び損傷皮膚に0.8%ミリスチルアルコールを含有するモイスチャーローション0.5mLを24時間閉鎖貼付した。いずれの皮膚に対しても皮膚一次刺激性は認められなかった。2)(CTFA, 1981)

眼刺激性
ウサギ(9例)の眼に対して3.0%濃度のミリスチルアルコールを含有する制汗性エアゾルを1/10mLそれぞれ点眼した。9例は、点眼後2秒洗眼した群(3例)、点眼後4秒洗眼群(3例)、点眼後の洗眼無し群(3例)の3群に分けて観察した。その結果、リンス群で軽度の刺激性が、リンスをしなかった群では中等度の刺激性が認められた。2)(CTFA,1963)

ウサギ(6例)に対して0.8%濃度のミリスチルアルコールを含有するモイスチャーローションを1/10mL点眼し、点眼1、2、3日後の眼反応を観察した結果、陽性反応はみられず、被験物に刺激性はないものと考えられた。2)(CTFA、1981)


その他の毒性
吸入毒性
SD系ラットを用いて吸引毒性試験を実施した。ミリスチルアルコール192mg/L airに暴露10分後に、全てのラット(10例)において運動失調と中等度の鼻刺激性が認められた。2)(CTFA, 1981)


ヒトにおける知見 (link to HSDB)
皮膚刺激性・皮膚感作性
53名の顔に0.8%ミリスチルアルコールを含有するモイスチャーローションを4週間使用したが、累積皮膚刺激性は認められなかった。また、51名に対して0.25%ミリスチルアルコールを含有するモイスチャーローションを毎日1ヵ月間使用した試験では、使用開始1日後にほてり感を来した症例が1例あったが、本品において累積皮膚刺激性は認められなかった。2)(CTFA, 1981, 1983)

0.25%のミリスチルアルコールを含有するモイスチャーローションを229名の男性と女性の背部皮膚に24時間閉鎖塗布し、24時間の休止後再度48時間貼付した試験において、皮膚刺激性及び皮膚感作性は認められなかった。2)(CTFA;1983)

0.10%のミリスチルアルコールを含有するモイスチャーローションを106名の皮膚に24時間開放あるいは閉鎖塗布し、10〜14日間の休止後再度24時間同様に塗布した試験で、刺激性、感作性は認められなかった。2)(CTFA;1981)

0.10%のミリスチルアルコールを含有するモイスチャーローションを52名の皮膚に24時間開放あるいは閉鎖塗布と24時間の休止を10回繰り返し、最終的に2〜3週間の休止後再度48時間同様に塗布し評価した。閉鎖塗布部位では軽微な非小疱性の反応が4例、強い小疱性反応が1例にみられたが、刺激性・感作性は認められなかった。2)(CTFA, 1981)

光感作性
0.10%のミリスチルアルコールを含有するモイスチャーローションを52名に対して使用したが、光感作性は認められなかった。2)(CTFA,1981)


引用文献
1) Egan,R.R., Portwood,O., Higher alcohols in skin lotions. Cosmet. Perfyn. 1974; 89:39-42
2) Mary Ann Liebert, Inc. Final Report on the Safety Assessment of Cetearyl Alcohol, Cetyl Alcohol, Isostearyl Alcohol, Myristyl Alcohol, and Behenyl Alcohol, Journal ot the Americal College of Toxicology, 1988; 7:359-413




   



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