日本医薬品添加剤協会
Safety Data
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和名 酢酸カリウム
英文名 Potassium Acetate

CAS 127-08-2  (link to ChemIDplus), (link to JAN DB), (link to JANe DB)
別名 Acetic acid,potassium salt
収載公定書  薬添規(JPE2018) 外原規 USP/NF(28/23) EP(5)
用途 緩衝剤,賦形剤


JECFAの評価 (link to JECFA)
(抗菌性保存剤;緩衝剤、1日許容摂取量(ADI)は想定していない。 


単回投与毒性 (link to ChemIDplus)
動物種 投与経路 LD50(mg/kg体重) 文献
ラット 経口 >3250mg/kg  1)



反復投与毒性 (link to TOXLINE)
ラット吸入試験 2) (Grin’NV,1993)
試験期間 最小毒性 変化項目
2週間 0.476mg/m3 精神生理学的試験、脱水素酵素、トランスアミナーゼ
60日 0.476mg/m3 カタラーゼ
90日 0.117mg/m3 精神生理学的試験、脱水素酵素、カタラーゼ
2週間 0.117mg/m3 トランスアミナーゼ、脱水素酵素、血清TP、ビルビリン
コレステロール
120日 0.117mg/m3 カルシウム、血清TP、ビルビリン、コレステロール



遺伝毒性
がん原性
生殖発生毒性 (link to DART)
局所刺激性
その他の毒性



ヒトにおける知見
特に重篤な作用を引き起こす恐れのある見解はなかった。3) 
いかなる急性・亜急性・慢性毒性の人への発現はみられなかった4)
誤飲または、吸入によって体内に吸収されると、軽い症状として咳・咽頭痛を起こす。4)
胃腸障害:食欲不振、下痢等が現れることがある。5) 
循環器:一時に大量を投与すると心臓伝導障害が現れることがあり、死に至ることがある。5)
皮膚 発赤 ; 重大な悪影響を与えなかった。4)
皮膚接触については、軽い掻痒感・発赤を引き起こす。4)
眼 発赤 ; 眼への影響は、軽い掻痒感・発赤を引き起こす。4)


この資料の一部は食品・医薬品共用添加物の安全性研究の成果を引用した.


引用文献
1) American Industrial Hygiene Association Journal 1969;30:470
2) The registry of toxic effects of chemical substances-Acetic acid,potassium salt(accessed;Apr;2006), update:February 2003
3) Chemical LAND21(2005/12)
4) MSDS(Number:P5381、1911/02/01)
5) 司生堂製薬(2005/11/08)


   

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