日本医薬品添加剤協会
Safety Data
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和名 精製カンゾウエキス末
英文名 Purified Glycyrrhiza Extract

CAS 68916-91-6  (link to ChemIDplus)
収載公定書 
用途  矯味剤


以下については【カンゾウ】の項も参照.


単回投与毒性(カンゾウ抽出物)  (link to ChemIDplus) 

動物種

投与経路

LD50 (mg/kg)

文献

マウス

経口

雄:>7.5 g/kg
雌:>7.5 g/kg

小宮山ら,1977 1)

マウス

腹腔内

雄:1.70 g/kg
雌:1.50 g/kg

小宮山ら,1977 1)

マウス

皮下

雄:4.0 g/kg
雌:4.2 g/kg

小宮山ら,1977 1)

ラット

経口

雄:18.0 g/kg
雌:14.2 g/kg

小宮山ら,1977 1)

ラット

腹腔内

雄:1.58 g/kg
雌:1.42 g/kg

小宮山ら,1977 1)

ラット

皮下

雄:4.4 g/kg
雌:4.2 g/kg

小宮山ら,1977 1)



反復投与毒性 (link to TOXLINE)
Wistar
系ラット1群雌雄各15匹にカンゾウ抽出物を00.310.631.252.50 g/kg/日で3ヵ月間経口投与した。投与1ヵ月目には1群雌雄5匹を中間検査のため屠殺した。その結果,2.50g/kg群では軽度な体重増加抑制がみられた。高用量群ではリンパ球の軽度減少,胸腺重量の減少,総コレステロールの中等度な減少が認められた。1.252.5 g/kg群では肝臓,腎臓重量の増加がみられたが,病理組織学的に関連した変化は認められなかった。2.5 g/kg群では,胸腺皮質の軽度な萎縮と髄質に散発的なリンパ濾胞,腺胃の萎縮,粘膜カタルが認められたが,意義ある変化とは考えられず,休薬により,いずれの変化も回復した。無毒性量は0.63 g/kg/日とみなされた。 1) (小宮山ら,1977)



遺伝毒性
がん原性
生殖発生毒性
局所刺激性
その他の毒性
ヒトにおける知見 (link to HSDB)


引用文献
1)
小宮山寛械,川久保安郎,福島知子,杉本研一,竹嶋秀雄,高 好恵ら,甘草抽出物の急性および亜急性毒性試験応用薬理, 1977; 14: 535-548
   

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